日経平均株価がいよいよバブル後高値を上回る一時3万900円台を超えました。強気派、弱気派、いろいろとあると思いますが、市場評価の参考のために、毎週「プレミアム・レポート」でお馴染みのチャート類を選別してお届けします。是非、投資判断の一助にご高覧頂ければ幸いです。
バブル後最高値の背景
報道によれば「19日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、2021年9月14日につけたバブル経済崩壊後の高値(3万0670円10銭)を上回る場面があった。一時前日比330円超高い3万0900円台に達した。企業業績の底堅さや資本効率の改善に対する期待から、日本株買いが続いている。終値で21年の高値を超えれば、1990年以来、33年ぶりの高値となる。日経平均は17日に1年8カ月ぶりとなる3万円台を回復。18日には前日比の上げ幅が一時570円を超える場面があった」とされる。
また一方では、米国債務上限問題が21日にまでに決着しそうだという安心感からか、米国市場も3連騰となっていることも後押ししていると言われている。強気派、弱気派、いろいろと論点があるかと思うが、検討の参考になるであろうチャートなどを見て考えることが有益だと思う。
日経平均株価とTOPIXに基づくNT倍率
日経平均株価と予想PER
日経平均株価とインプライドボラティリティ
S&P500と恐怖指数
米国債イールドカーブの推移
上記5種類のチャートから色々なことが見えてくると思う。前半3枚は日本株市場そのものについてであり、後の2枚は米国市場についてだ。株価が上昇すると、順張りの強気派が増える一方で、同じように弱気慎重論派が増えるのも事実。ならばまずはデータを見ておくことが大切だろう。中身の具体的な考え方については、今週末のプレミアムレポートでお届けします。