ポートフォリオの概況
2021年8月の月間パフォーマンス
「リスク中程度のモデル・ポートフォリオ」の2021年8月末までのパフォーマンスは、ドル建てポートフォリオで設定来が月末221.12%(設定来年率5.66%複利)となり、2021年年初来のパフォーマンスは絶対値でプラス10.27%、2020年年初来のパフォーマンスは絶対値でプラス19.75%となりました。円建てポートフォリオは8月末時点で205.97%ですから、2021年年初来のパフォーマンスは絶対値でプラス17.09%、2020年年初来のパフォーマンスはプラス21.07となります。ドル建てと円建てポートフォリオのパフォーマンス差は為替が要因です。8月末時点ではドル円は109.87円台でしたが、7月末時点では109.50円と僅かに円安になっています。この円安分の+0.34%はドル建てモデルに比べて優位になるように作用しますから、その分はフェーバーな結果となっています。
単月のパフォーマンスはドル建てポートフォリオがプラス+0.98%、円建てポートフォリオはプラス+1.32%となりました。今月は先進国株式が+1.68%で最もパフォーマンスを挙げたことになりますが、その多寡は大したものではありません。一方で新興国株式は△0.58%とやはりデルタ株の感染拡大の影響を新興国経済が受けていること、或いは米国などの金融正常化を睨んで投資資金が先進国株式へ回遊したことなどが新興国株式の売り、先進国株式の買いを招いたようです。また原油価格の下落が商品の足を引っ張り、コモディティが△2.27と奮いませんでした。Fund GarageのモデルポートフォリオはSAA型(戦略的アセットアロケーション)であることもあり、特に変更の予定はありません。