恐らく、多くの人が「ソロソロ買ってもいい頃じゃない?」と思いながら、寧ろポジションを減らしたり、或いはロング(買い持ち)系のポジションをフラットにしたりしているか、されたのだろうと思います。

でも「何もしない」というのもひとつの大きな選択肢。ましてやパッシブ運用でアセットアロケーションを決めて運用しているならば、ここで株式のウェイトを変えるというのは、絶対にやってはいけない判断です。

何故なら、明確なファンダメンタルズの変化を確認してのボラティリティの上昇でも、下落でも無いからです。或る意味、米国長期金利の上昇をきっかけに仕掛けられた罠みたいなものとも言えます。

勿論、暫くはジェットコースターみたいなものかも知れませんが、シートベルトをした上で、身を任せて乗っていれば良い。きっと金融機関の中では、ギャーギャー騒ぐ人もいるでしょう。でも耳栓でもして、大人しくしていればいい。ただ、お客様にだけは、事の発端と、経緯と、だから今は動かない方が良いと思いますがお客様はどうお考えですか?ということだけはちゃんと伝えてください。若しくはハウスビューが出ているのならば、それを伝えてください。

これだけ市場が動くと、追証が発生したり、強制反対売買が発生したり、この機に乗じて荒稼ぎするプログラムが変動を増幅させたりするものです。堪えることです。ここで下した投資判断の多くは決して良い結果を生まない。嵐が過ぎてから、どうやって建て直すをかを考えるのが一番の得策だと思います。あと、10分で東京は終わります。

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