お約束通り、2月1日の引け後に四半期決算発表を行ったアマゾンは、寄り付き後1,491.31ドルと前日比で言えば、プラス101.31ドルともなる水準まで買われた。

流石にその後は3市場がダラ下がりでNYダウなら665ドルも下がる展開となったのでプラス39.95ドルの水準まで押し戻されたが、この逆行高のインプリケーションは大きいと思う。

四半期決算の内容については今更このブログで取り上げる前にそこら中で報道されているので詳細は省くが、要は市場の予想をきっちりとBeatしたということだ。そして、市場関係者やアナリスト達に、アマゾンはどこまで伸びれるのだろうかと、想像の限界を与えなかったことが。

そしてもうひとつ興味をそそったのは、音声アシスタント機能「Alexa(アレクサ)」のことである。この決算発表の中でジェフ・ベゾス最高経営責任者は発表文の中で音声アシスタント機能「Alexa(アレクサ)」の力強い成功に触れ、「これほど大きなポジティブサプライズはあまりない。われわれがさらに力を尽くしていくことを期待してほしい」明確なメッセージを伝えたことである。

実はまだこの「Alexa(アレクサ)」の将来性やアマゾンの成長性への関わり合いなどについては、殆どのウォール街のアナリストが勘定に入れていない。しかしベゾスCEO自らこのような自信に溢れた発表をしたことには、正直驚きを禁じ得ないし「やっぱりEcho(Alexa搭載のAIスピーカー)」でも買ってみるかなと思わせてくれる。

逆に悪く取れば、これからも売り上げは伸びるけれども、ボトムラインのところは、まだまだ成長戦略に使う費用が必要なんで、伸びないかも知れないという前触れなのかも知れない。ただ非常に面白い流れが、同社の中で起こっていることは確かである。そう言えば、AmazonGOのことについては、殆ど触れられることは無かった。これもこれからのお楽しみ、ということだろうか。まだまだジェフベソズCEOの一挙手一投足から目が離せそうにはない。

[amazonjs asin=”4828419993″ locale=”JP” title=”97%の投資信託がダメなこれだけの理由”]