Fund Garageが国際分散投資用に提案する「リスク中程度のモデルポートフォリオ」の3月末のパフォーマンスは、ドル建てのポートフォリオが2月末165.76%から168.28%まで約1.52%の上昇となりました。円換算後でも155.84%から158.25%まで約1.55%の上昇です。僅かですが円安(3銭)になった分だけ微妙に円換算分が上昇しています。
特別に秀でて上昇したアセットクラスも下落したものもありませんが、先進国株式の上昇と金利低下による債券の値上がりがプラス寄与して全体が微妙に上昇した結果です。
今後の懸念材料としては、アメリカが対中国だけでなく、対EUまでも貿易関税のことを言い出して、自由貿易制度が徐々に崩れ、世界景気が失速することが足元では話題です。また、BREXITが長引くことで、不透明要素が先々まで引き摺られることが気になるところです。
個人的にはWAR RISK、米国対中国、米国対ロシア、などがあります。当然イスラエルの問題や、ベネズエラの問題なんかもあります。中国経済が本当にまだ暫くもつのか、というのも気になるところではありますが、逆に言えば、どれも目新しさのない懸念材料と言えます。
今年に入りマーケットは落ち着きを取り戻しNYダウは昨年秋の高値近くまで回復していますが、いつ上述のような懸念が表面化(想定と違う形で)するかわかりません。そのような時でも、値動きに合わせて売買をするのではなく、ポートフォリオを維持継続することが長期の成果につながることを忘れないでください。