(ポートフォリオの概況)

Fund Garageが国際分散投資用に提案する「リスク中程度のモデル・ポートフォリオ」の11月末までのパフォーマンスは、ドル建てポートフォリオで設定来が月末180.25%となり、前月末の178.37%から騰落率で+1.05%の上昇となりました。円建てポートフォリオは設定来が167.29%となり、こちらも前月末164.23%から+1.86%の上昇です。こちらは為替が108.60円から109.47円まで円安になったことがプラス要因となっています。

アセットクラス別にベンチマークを見ると、先進国株式が+2.74%と全体を引っ張る傍らで、先進国債券が△1.09%となり、また先月健闘した新興国株式が+0.14%とほぼトントンだったことが特徴的な動きです。また不動産も△1.03%と足を引っ張っています。

とは言え、年初来の騰落率は+17.03%と非常に好調だと言えます。

因みに年初来の騰落率は、日経平均株価が+19.08%、TOPIXが+15.51%、NYダウが19.71%、ナスダック総合が+28.59%となっています。一方、マザーズは+10.61%、JASDAQは+14.46となります。+17.03%のこの国際分散ポートフォリオのパフォーマンスは、国際分散投資によりリスクを低減している状態(単一アセットクラス投資ではない故)での収益ということをお忘れなく。

今回は「コア・サテライト戦略」とアセット・アロケーションについてちょっとコメントしてみます。

Fund Garageのポートフォリオの特徴は「誰でも簡単に投資可能な金融商品」で誰でも作ることが出来るということを前回ご説明しました。そのアセット・アロケーションは決して鉛筆舐め舐めの「エイヤ!」ではないこともお伝えしました。

そしてファンドラップやSMAの信託報酬のような無駄な手数料を払わなくても済むよう、ご自身でポートフォリオをご自身の資金サイズに合わせて組むことが出来ると言うのが特徴です。某証券のSMAは手数料合計が年間で3%を超えるようですが、それが掛かりません。もしSMAなどに1,000万円を預けたら、年間でそれだけで30万円になってしまいますから。アセット・アロケーションの比率はFund Garageが会員様向けにご提供していますから。

こういう国際分散のポートフォリオは「コア・アセット」として持つべきもので、投資の醍醐味みたいなものを味わえるかと言えば味わえません。謂わば「面白くない投資」の部類です。そうじゃないタイプの投資、例えば「最近のテーマに沿って投資をしてみよう」とか、「この銘柄は大化けするかも知れないらしいんだよね」と言った、ある程度のリスクも覚悟の上で利益を狙ってみたいというような投資は「サテライト・アセット」として運用するのが良いかと思います。

このような考え方を「コア・サテライト戦略」と言います。コア・アセットの部分が安定的にある水準以上のリターンを挙げていてくれるならば、サテライト・アセットの部分でちょっと冒険をしてみる方法も投資を日常のものと捉えるためには必要なことかも知れません。

「パフォーマンスの9割はアセット・アロケーションが決める」と理論的にも証明されているという話は前回もお伝えしました。きちんと「計算された」分散投資を行うことが重要です。時々「何となく沢山の資産クラスを混ぜ合わせただけ」のポートフォリオを「充分に分散された」などと自画自賛している例を見たりしますが、分散投資を適当に行うと、寧ろパフォーマンスの悪化に繋がる可能性があります。だからこそ、慣れるまでは専門家の知見を上手く利用した方が良いと思います。当然ですが、その専門家が本物かどうかを見抜くことも大切です。「似非成りすましの専門家」は金融業界ではゴロゴロしていますから。

Fund Garageでは、お客様の投資特性に合わせたモデル・アセット・アロケーションをご紹介しています。最終決定は、更にご相談の上で決定します。

11月の市場概況と足許の状況

11月の先進国株式市場は前述の通り、好調なパフォーマンスをあげましたが、内容的には10月の流れとは違っています。

今年の市場のリード役はNASDAQに象徴されるハイテク株であることが多かったですが、その象徴とも言える半導体関連株は低調でした。それを象徴的に示しているのがお馴染みの「フィラデルフィア半導体指数」です。

下記に過去5年分のチャートを掲載しますが、ご覧頂ける通り、少なくともこのひと月間はもたついていることが分かります。

数値で10月と11月を比較してみたいと思います。ご覧頂ける通り、両月共に結果としては指数は上昇しています。ただ上昇幅、上昇率とも11月は10月に大きく見劣りしています。つまり半導体関連株は市場の牽引役では無かったという事です。

11月は全般に米中貿易摩擦問題が大きなテーマとなりました。また10月末と共に11月末は海外のファンドは決算に向けて最後のポジション調整をします。CY2019の戦いを終えて、CY2020の一年に備えるためです。

ファンドマネージャーは当然「これは良い」と判断したものだけをロング(買い)にします。逆に「駄目だな」と評価したものをショート(売り)にしたりもします。それが思うような結果にならなかった時、特にこのCY2019の終わりを前にしてポジションの整理に掛かります。

当然期待通りに値上がりしなかったものは諦めて「投げ」ます。一方で「期待通り(本当は期待以上と内心思っている筈)」に値上がりしたものに利食いをいれて実現益を固めていきます。今年は半導体関連株のパフォーマンスはフィラデルフィア半導体指数のチャートでもお分かりの通り良好でした。ならばポジションの中で「出っ張ったところ」をトリミングする感じで利食いをいれることは多々あります。

また「Conviction Levelが低い(確信度合いが低い)」にも関わらず吊られて買う「提灯買い」のポジションならば、より一層の事、利食いを入れて一旦利益を固めて来るのも当然です。Fund Garageでのレポート類でもお分かりの通り、今の流れはかなり専門知識を要する成長の初期段階だからです。

CY2020にはより加速した流れが始まると思います。CY2019のパフォーマンス固めに一旦は手放したファンドマネージャーも、再度「乗らざるを得ない」状況が示現すると考えらえるからです。

こうした投資をする上でのヒントのようなこと、より詳しいことをお知りになりたい方は、是非、プレミアム会員にご入会頂き、会員限定記事をご覧頂ければと思います。

 

 

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