自分でポートフォリオを作るなんてすごく専門的な知識が必要で私なんかにはできないと思っていましたが、順序立てて整理していけばそんなに難しくないんですね。

思ったより簡単でびっくりしたのではないですか?大切なのは、基本方針=資産配分、選ぶ商品、そしてそのやり方をする理由・根拠、が一貫していることです。そして購入した後にどう継続するのかについても方針を継続することが大切です。成果を出すためには買った後の方が重要かもしれません。

 

国際分散ポートフォリオは作ったら(購入したら)終わりではありません。ここからが本番です。今回は購入した後にどうすれば良いかを整理します。

5年、10年、20年と継続し、資本市場、世界中の企業の成長の成果を得る、という考え方、やり方です。その間に時にマーケットは大きな下落をすることもありますし、反対にバブル時のように短期間で大きく上昇するときもあります。大きな値動きがない期間が何年も続くこともあります。

景気の山や谷を2つ3つ乗り越えてやっと成果にたどり着きます。

Fund Garageでは、投資を継続することが成果に結びつくカギだと考えています。その中で起こること、やるべきことを整理しておきたいと思います。

 

リバランスをする

リバランス、とは文字通りバランスを取り直すこと、です。例えば、株式と債券の割合を50:50でスタートしたとします。1年後に株式は大きく値上がりし、一方債券はほとんど値動きがなかったような場合、以下の図のようにすることをリバランスと言います。

リバランスの目的は、自分のポートフォリオを投資期間やリスク許容度(選好度)に応じた配分に保つことにあります。

上記の例では、株式が値上がりしたことで結果として当初よりアグレッシブな(価格変動の影響を受けやすい)ポートフォリオに変わったので、運用期間やリスク許容度(選好度)が当初と変わっていなければもとのバランスに戻します。

投資についての経験がなく、当初はあまり大きな値動きをするものは避けたいと考えて50:50でスタートしたが、時間の経過で価格変動になれてきた、ということもあり得ます。

この場合は、投資期間は変わっていないが、リスク許容度が上がった、事になりますから、そのような場合には、株式比率が高くなったポートフォリオを基本配分として継続すればよいと思います。

ただ、一般的には人間のリスク許容度はあまり大きく変化するものではありません。寧ろ「株はまだ上がりそうだから、このままで良いな」という、期待感に基づく冷静ではない判断が元になっている場合が多いことも事実です。その辺りは充分ご検討することが成功への近道とも言えます。

リバランスにはその他にも期待できる効果があります。

株式などは値下がりしているときに購入をして値上がりしたら売却をすることが上手にできればよいのですが、そううまくはいきません。このようにリバランスをすることで、値上がりしているときにその一部を売却し、あまり値上がりしていないものを購入、することができます。

この感情的な部分を排除した機械的な投資行動というのが、本来的なリバランスの価値ということも言えます。

リバランスの頻度については決まったルールはありません。機関投資家場合や教科書的には3か月に一度程度行うのが良いなどと書かれている場合が多いですが、個人の方で長期投資であれば1年に1度程度で十分だと思います。

特定口座のような課税口座の場合には売却益に課税があるので、あまり細かくリバランスするのは避けたほうが良いと思います。また、購入している商品によっては、購入時に手数料がかかるので合わせて確認しましょう。

下落時の対応

継続することで成果を得ることができる、ということは、逆に言えばどのような時に継続しにくくなるかを整理しておくことが大切だ、という事になります。

そのうちの一つが大幅な下落ではないでしょうか?リーマンショックのようなときは将来どうなるか見通しが立たず、その不安から、またすでに大きくマイナスではあるが、これ以上損を増やしたくない、という気持ちから運用を継続するのをやめて、すべてを解約したくなってしまうことがあります。

大幅な下落時は、

(1)自分の投資目的や投資期間に変更がないか、を確認
(2)国際分散投資が機能するという前提は変わっていないか、を検討
(3)回復までしばらく時間がかかるが資金の取崩しは当面必要ないか、を確認
(4)当面使う予定がない資金があれば、追加の投資、積立の増額、を検討

します。

国際分散投資によって長期での世界経済や世界中の多数の企業の成長の果実を享受することを投資の目的としているのであれば、リーマンショックであっても(もちろん不安ですが)、変わらない、と考えることができるので、(3)(4)の検討に入ります。

まとめ

多くの方が良い商品選びに多くのエネルギーを使い、良いものさえ買えば大丈夫だと思っています。思惑と違い値下がりすると、別の良いものを探す(または提案される)という事を繰り返しているように見えます。

価格変動が日々見えたり、毎日様々なニュースにさらされていると不安になったり怖くなったりして投資を継続することができなくなってしまいます。

反対に欲に負けて自分のキャパシティを超えるリスクを取って大失敗してしまうこともあるかもしれません。

そのためには当初に、投資の目的、期間、それによって決めた配分、選ぶ商品、選ぶ基準、見直しの時期・頻度などを記録してそれに沿ってアクションを取ることをお勧めします。

以上で「自分で作る国際分散ポートフォリオ」は終了です。ありがとうございました。続編として、アクティブファンドの選び方、アセットクラスの選定、などを予定しています。

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