ようやく商品選びにたどり着きました。投資信託を買うのもやはり準備が大切なんですね。今までだと買った投資信託の成績が悪いとすぐに他の商品に乗り換えたくなってしまい、長続きがしませんでしたが今度は本物の長期分散投資ができそうです!

お勧めやランキングで選ぶと値動きやニュースによって対応が変わってしまいます。長い投資期間の間には大きな値下がりになる時期も必ずあります。でも、このように方針をしっかり立てておけば、値下がり時にもどうすべきか明確になりますよね。

 

国際分散ポートフォリオの商品(サービス) は5種類

下図は、国際分散ポートフォリオを作るための5つの商品・サービスの選び方を図にしたものです。基本的にはこの中から、自分の考え方にあったやり方を選ぶことになります。この記事では、①SMA・ラップと②バランスファンドについて整理します。

①SMA・ラップ

最近注目を浴びているサービスにSMA・ラップが有ります。

SMA・ラップの特徴
  1. いくつかの質問に答えるとその解答に基づき適正と思われる資産配分を提示してくれる
  2. 各資産ごとにサービス提供会社がセレクトした商品が自動で割当てられる
  3. 一定以上の値動きがあった場合には、自動で当初決めた配分に戻してくれる(リバランス)
  4. 投資信託の信託報酬に加え、ラップ管理料、投資顧問料などの費用が必要

つまり、質問に答えて出てきた資産配分(アセットアロケーション)を選択すれば、商品選びもリバランスもすべて自動でやってくれる、というとても便利なサービスです。

自分で作る国際分散ポートフォリオ④でも紹介したロボアドバイザーの中の楽天(楽ラップ)とWealth Navi がこれにあたります。これ以外にも多くの会社が提供しているので興味がある方は調べてみて下さい。

選ぶポイント
  1. 提示された資産配分が自分にとって納得感があるものであること
  2. ラップ費用がお任せのコストとして納得できるものであること

1の資産配分については「自分で作る国際分散ポートフォリオ④」で確認しました。ここでは、2のコストについて確認しましょう。

手続きをネットで行うラップの手数料は年間1%程度のようです(会社によって異なります。必ず各社ホームページで確認してください)。ちなみに証券会社や銀行の営業員がヒアリングをしてくれるSMA・ラップは年2.5%~4%程度のようです。

仮に300万円を投資した場合、年間3万円かかります。3万円は投資資金から差し引かれていきます。この手数料を負担することで自分がしなくて済むようになることは2つです。

  1. どの商品を選ぶかを決める必要がなくなる
  2. リバランスを自動でやってくれるので自分で売買の手続きをしなくてよい

商品選びについては、「自分で作る国際分散ポートフォリオ」の記事を全部読み、やはり自分で選ぶのは難しい、と感じたら価値があると言えます。リバランスについては、年に1度程度、残高を確認してネット(またはコールセンター)で売買の手続きをすることがどの程度の手間・負担に感じるか次第だと思います。

②バランスファンドを利用する

バランスファンドとは、一つの商品の中に株式や債券、リート(不動産投信)などがセットになっている投資信託です。前回コラムのロボアドバイザーの例では、野村アセットと三菱UFJ投信がこれにあたります。

下記は「自分で作る国際分散ポートフォリオ④」で例にした三菱UFJ投信 emaxisシリーズの目論見書の抜粋です。このように同じシリーズの中に資産配分が異なるファンドが3つから5つある、というバランスファンドは他にも沢山あります。興味がある方は、探してみてはいかがでしょうか?

私たちが購入するのは、ベビーファンドです。ベビーファンドには、マザーファンドに表示されている各アセットクラスが組み入れられているので、ベビーファンドを一つ買えば自動的に国際分散投資ができるのが特徴です。

バランスファンドの特徴
    1. 複数のアセットクラス(株式・債券・リートなど)を束ねて一つの投資信託にしている
    2. 自分の意向にあう資産配分の商品を探すのは大変
    3. 選んでしまえば常にバランスを維持してくれるので手間がかからない

    バランスファンドもSMA・ラップと同様手間がかからないのがポイントです。バランスファンド自体は昔からある商品なのでとてもたくさんの種類があります。

選ぶポイント
  1. 納得できる資産配分のものをさがす
  2. 組み入れられているアセットクラスは自分の考えにあっているか
  3. ベビーファンドを含めたコストに納得感はあるか

バランスファンドもSMA・ラップと同様、「あなたに最適なのは・・」と表現していますが、やはり自分の考え方に合う資産配分のものを選べるかどうかがポイントになります。コストについては、SMA・ラップより低い水準の場合が多いようです。

まとめ

SMA・ラップとバランスファンドともサービス提供会社がその会社の基準や考えで配分を決めたものを選ぶものです。広告などでは、「簡単な質問であなたにぴったりな・・・」とありますが、「自分で作る国際分散ポートフォリオ④」で見たように配分は各社各様です。

また、組入れておきたいアセットクラスが必ずしもSMA・ラップやバランスファンドの投資対象になっているかどうかもポイントです。例えば、債券のアセットクラスの中にハイイールド債も入れておきたい、と思っても上記例の商品には組み入れられていません。

自分の考えに合う資産配分、組入れアセットクラスの商品・サービスが見つかればリバランスなども不要なので手間がかかりません。「手間がかからないこととコストが見合う」、と考える人、「多少費用がかかっても面倒なことをしたくない」、と考える人にとっては良い商品・サービスだと思います。

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