東証マザーズ上場の中枢神経系疾患領域の再生細胞薬を開発するバイオベンチャー企業の株が、ストップ安売り気配のまま下落し始めて既に3日間が経ちました。

今日はこの事例をもとに株式投資をする場合の注意点を整理してみたいと思います。

すでに大幅下落で保有者の方にはつらい状況と思いますが、株式投資を継続し成果を得ていただくための糧としていただければと思います。

また、バイオベンチャーは売上がない中、研究を長期に渡り継続する非常に厳しいビジネスです。新しい医療や薬、患者さんのために日々研究を行っている関係者の方々の努力には頭が下がる思いでいることを最初にお伝えしておきます。

 

状況
この株は、2018年11月初に脳損傷を対象とした再生細胞薬を対象にした日米グローバル第2相試験で主要評価項目を達成したと発表したことをきっかけに人気化し、4000円前後の株価が2019年1月の高値では12,000円ほどに短期間で大幅に値上がりしました。

2018年12月、株価8000円付近でも大手証券会社は高い評価をしており、中には目標株価を7700円から13000円に引き上げたところもありました。

ところが1月29日、「米国での治験フェーズ2bで主要評価項目を達成できなかったとの解析速報を発表した」ことをきっかけに下落。2月1日現在3日連続ストップ安と損切りすることもできない状態です。

この会社の発行済株数は49百万株ですが、11百万株を超える売りを抱えている状況を考えると週明けに値段がついて取引ができるようになるか現時点でも不透明です。

 

では、どうすれば良かったのでしょうか?
ポイントは3つあると思います。

 

1. 流動性についての確認をする
この株は11月に人気化した時には、3日連続ストップ高になりました。保有者にとってストップ高は最高のプレゼントです。一方違った見方をすると、

買いたいときに買えない銘柄=売りたいときに売れない銘柄、

になり得るということです。勿論ストップ高する銘柄はダメだ、という事ではなく流動性に課題がある銘柄であることを理解したうえで購入の検討をすることが大切になります。

 

2. 自分で理解できる
この銘柄はバイオベンチャー、つまり新薬を作る会社です。治験のフェーズ2の段階から、何%の新薬が承認に至るのか、そのプロセスや困難さについてどの程度ご自身で調べたのでしょうか?
新薬ですから自分が治験に名乗りでてその効果を実感することもできません。薬の化学式を解読できる人以外は薬品株を買ってはいけないわけではありませんが、知っていればこのようなニュースが出たときでも冷静に判断できる可能性が高まるはずです。

 

3. 投資の判断基準をしっかりと持つ
株式投資でうまくいかないとおっしゃる方の多くが「株価」と「イメージ」で判断をしているように思います。

この株を高値で購入した多くの方も、この会社の売上や利益規模からすると過大な株価であることは気づいていたと思います。
ところが、株価が上がってくると

この先進的な薬が売り上げに変わったら〇〇〇億円に
この薬が対象としている疾患の市場規模は〇〇〇〇億円規模
大手金融機関もお墨付き

と冷静な判断基準を失い、買うための理由を探しに行ってしまうことがよくあります。
適正な株価をどう判断するかの基準には唯一絶対のものはありません。

一人一人がこれなら失敗をする可能性が低い、うまくいく可能性が高い、と思える基準を持つことが大切です。

 

まとめ
その企業の夢にかけて短期間で何倍も、というのも株式投資の醍醐味であることは否定するものではありませんが、長期的に株式市場から利益を得るためにはビジネスが大きくなる右肩上がりのビジネストレンドに乗っている銘柄を、適切な投資判断で購入して保有する、ことが大切だと改めて感じました。

 

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