トヨタ自動車が来年4月1日より、東京都内で4種類の名前で展開しているディーラー網を、ひとつのブランドに纏め再出発を始めます。

トヨタの豊田章男社長が目指すのは、「車をつくる会社からモビリティーサービスの会社になる(概略:移動するためのシステム全般を提供する会社)」ことらしいのですが、同社の国内でのビジネスモデルが大きく転換しようとしています。

今日、定期点検でたまたまトヨタのディーラーに行き、点検が終わるまでの間に担当の営業の方からその内容を色々とお聞きすることが出来ました。別に企業説明会やIR担当者などと会わずとも、こうして日常の中で面白い話を仕入れることは簡単に出来るわけです。

どうしてこういう決断をトヨタがしたかという背景事情については、ある程度日々の経済ニュースにアンテナを張っていれば分かります。

簡単に言ってしまえば、

国内で自動車を購入する人が減り続ける一方で、ある程度の国内生産規模は維持しなくてはならない。
その一方で、世の中でどんどん広がるカー・シェアリングの波、
そして高齢化により車を運転出来なくなったけれども移動手段は必要だという人口の増加、

そうした不可逆的な時代の流れの中でトヨタとして出来ることは何か?ということを考え抜いた結果の様です。

さて、私たちがこうした情報に接した時、株式投資にそれを活かす方法はあるのでしょうか?

勿論、答えは「YES」です。というより、ここからが株式投資の一番面白い場面が始まります。

確かに単純に「トヨタの株は買いか?売りか?」ということを考えるのもそのひとつでしょう。

しかしそれ以上に面白いのは、そこから始まるのはどんなドラマなのか、人々の生活にどんな影響を与え、何が変化するのかという連想ゲームです。「風が吹けば桶屋が儲かる」と言いますが、この風が吹くことで、何が桶屋になるのかということに想像を巡らせるのです。

そして桶屋のヒントを見つけたら、その桶屋についてよく調べてみるという流れです。

こうした「風が吹けば桶屋が儲かる」的なストーリーで、この数年で思い出すのが「インスタ(インスタグラム)が流行れば、スタバ(スターバックス)が儲かる」という話です。

インスタとはご承知の通り、Facebookが提供している写真を共有するアプリ(説明の仕方が雑かも知れませんね)で、「インスタ映え」という言葉の広がりと共に、若い人達を中心に世界的に物凄い勢いで広がっています。実はFacebook自体は日本国内では既に中高年しか使っていないとも言われているほどです。

そのインスタ映えする写真ということで、一気に流行ったのがスターバックスの飲み物と映る自撮りの写真、

オジサン世代には記憶することも難しい「なんちゃらかんちゃらフラペチーノ」とか、そういうものと一緒に微笑む本人の写真です。ダイエットに夢中な筈の若い女性にとってはカロリー爆弾にしかなり得ない存在ですが、

「新しいスタバのフラペチーノ、飲んでまーす」

のような写真をインスタにアップすることが、今の若い世代の自己表現の一つらしいのです。

同じような例がパンケーキです。ハワイ発祥の地の「Eggs Things」というお店が日本に上陸すると、瞬く間に大行列の出来るお店になりました。本家ハワイでは、既に殆ど列が出来ることは無いレベルになっているにもかかわらず、そこにも「インスタ映え」のキーワードが光ります。

日本では多くの学校で制服着用のところが多く、その中で個性をアピールすることは、校則を破るような新手の技に出るぐらいしか方法がありません。しかし、インスタの中の世界ではその必要はありません。

そんなところがインスタが若い世代に爆発的に普及した原動力なのかも知れませんが、インスタと言う風が吹いたら、スタバと言う桶屋が儲かったという話は実際におきた流れです。

今回、トヨタは「モビリティーサービスの会社になる」と言って動き出しています。あの超巨大企業トヨタがビジネスモデルの大きな転換に舵を切った以上、いろんな桶屋が出て来る筈です。

勿論、それによって商売を失うところもあるかも知れません。しかし株式投資をする面白味、醍醐味とは、こういう連想ゲームの中で面白そうな桶屋を探すことにあると思います。その情報の基本は、極めて日常の中から誰でもが手に入れられるものにあります。ポイントは、ちょっと感度の良いアンテナをいつもスイッチONにしておくことだけです。

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