【チラ読み】97%の投資信託がダメなこれだけの理由(9回目)

「卵をひとつの籠に盛るな!」という文句で、分散投資の必要性が説かれることは多い。ただ案外本当の意味での分散投資の効果を享受することは難しいということは案外知られていない。またリーマン・ショックのような時には、分散しておこうが、集中投資であろうが、結果に違いは無く、一時的には何れもひとまず「負ける」ことだけは確かという事は案外誰も教えくれない。だからこそ、分散投資に対する信頼がリーマン・ショック後は暫く揺らいだ。

本気で分散投資をしようとしたら、実はきちんと計算することが必要だ。エクセルで出来るような簡単なことではあるが、目分量の「分散しているつもり」ぐらい、恐ろしいものもない。実は専門家が開発して運用していると言われているバランス型ファンドの中にも、「これで分散していると言えるのか?」と思えるものがある。それは、別の章で触れているが「ファンドマネージャーには誰でも登録さえすればなれる」という部分とも関係がある。つまりポートフォリオ理論に裏付けられた「分散投資」という考え方も、その理論を知らなければ単なる「散漫投資」でしかないということだ。こんな基本的なことさえ知らない販売員が金融機関側に沢山いる(殆どそうかも知れない)ということが本来問題なのだが・・・。投資で成功するには、最低限の知識は身に付けておかなければならない。だからこそ、なるたけ平易に分かるように説明したつもりである。