【チラ読み】97%の投資信託がダメなこれだけの理由(8回目)

2017年の注目ファンドのひとつに「あんしんスイッチ」というプロテクトラインと呼ばれるスキームを取り入れたファンドがある。2017年7月28日に設定し、僅か5か月余りの短い期間で見事この年末に残高を約1900億円まで積み上げた。正にその秘密がこのプロテクトラインと呼ばれる元本毀損の可能性にかなり配慮したスキームだ。

本書では「リスクとリターンの関係」取り分けその「トレードオフ」という基本理論を説明することに多くの紙面を割いているが、実際にこの人気ファンドも素材として取り上げた。

途中のくだりを下記のご紹介する

本書のコンセプトのひとつに、投資信託を取り巻く世界の中で、定義が曖昧なままに使われているがために、同じ単語を話していても、実は内容は刷り合っていないものを正しく定義しなおそうというものがある。同様に、定性的な表現で何となく「儲かるかも知れない」とイメージを抱き易いものなども、実際に数値で具体的に考えるとどうなるかを解き明かすことで、より具体的に把握して貰おうというものがある。

人気ファンドが故に、より具体的に今後の見通しについては販売サイドも、投資家サイドも、共に把握しておく必要がある。それこそが「フィディーシュアリー・デューティー宣言」のひとつの真意でもあるからだ。