今晩の米国市場は休場、そんな中で日本市場がどう動けるのか注目したい

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今朝のマーケット情報
日経平均21,720.25円0円(02/16) ドル/円106.35円
NYダウ25,219.38 +19.01 NASDAQ総合7,239.47 -16.96

今朝の日経朝刊(2/19)早読み。先週末のNY市場ではNYダウは僅かに上昇で終わったものの、NASDAQ総合は微妙に下落。流石に連騰疲れが出たのか、或いは月曜日が休場であるためにポジションをスクエアにする動きが広がったのが、今週へのインプリケーションを残さずに終わった。為替はひとまず106円台で始まっているが、こうした環境下で日本市場が独自に方向性を示せるのかを確認しておきたい。恐らく閑散な一日となって方向を示すことはなく、つまらない一日の相場となるのだろうとは思うが、鬼の居ぬ間に命の洗濯とばかりに確りした上昇を見せることが出来れば、週後半は面白くなるかもしれない。

1. 【1面】企業のドル債務 膨張 昨年末、世界で21兆ドル ドル高進めば新興国に打撃

1面トップの記事ではあるが、特に今朝でないとならない時事性は無い記事。また各国中央銀行がこぞって金融緩和をすると言うことはどいう事を導くのかという事を、あらためて再確認するような内容で、どちらかと言えば、悲観的な見通しに警戒感を煽るような内容だ。曰く「世界の企業によるドル建ての借金が膨張している。2017年末に米国企業を除き6兆ドル(約640兆円)と10年前の2倍以上。ドル高が進むと企業の債務返済負担が増え、さらなる信用低下に見舞われる恐れがある。アジア通貨危機を教訓に新興各国は備えを強化しているが、米インフレ観測などから金融市場もドル債務のリスクを意識しつつある」というもの。詳細がその後に続くが、もし今更この内容に驚いているようであれば、この適温相場と言われてきた市場を謳歌してきたこと自体が、おかしな話だ。例えば「適温の向こうに見える極寒(或いは熱湯)のような厳しい状況」という話がされていたのならば別なのだが、月曜日の朝刊なので仕方ないかも知れない。

2. 【総合経済】脱デフレへの道 日銀 次の5年(1)緩和の先 見えず 増税・東京五輪後に不安 賃上げ効果は不透明

これも速報性のある話では無いが曰く「デフレ脱却に向け、日銀の「次の5年」が始まる。黒田東彦総裁のもとで2013年に始まった金融緩和は戦後2番目に長い景気回復を支えたが、2%とする物価安定目標は未達だ。次の消費増税や東京五輪後の景気は見通しにくく、低金利は金融機関の収益を圧迫する。米欧が金融正常化に向かうなか、日銀はこれまで以上に難しいかじ取りを迫られる」という。先週末に金融機関の収益環境が厳しいという内容は既に報じられている。不思議なのは、こうした局面になると、不安感を煽るような記事が紙面上に増えること。新聞は常に順張りである証左であり、市場参加者は常にその楽観論や悲観論に対しては斜に構えて読む必要があると常々思っている。

3. 【総合経済】株、リスク回避の売り一服 円高、日本企業の重荷に

週末明けの記事としては、先週の事をやや振り返り今週を見通す比較的真っ当な記事。曰く「2月初めから急落した株式相場でリスク回避の売りが一服している。前週(12~16日)は相場の予測変動率を示す指数が低下して買い安心感が広がり、日米の株価がいずれも反発した。一方、日本株では一時1年3カ月ぶりの水準まで進んだ円高・ドル安が、輸出企業の懸念材料として浮上。市場では一段の円高を見込む声があり、週明けの株式相場は上値の重い展開になる可能性がある」という。先週はVIX指数(通称・恐怖指数)が6日に50を超えていたものが14日に安全圏とされる「20以下」に低下し、NYダウは週間で4%上昇、日経平均株価も同2%上昇と4週ぶりに上げた。日本株はバリュエーション指標で日経平均の予想PERが12倍台と2012年秋に始まった「アベノミクス相場」のレンジ(14~16倍)の下限を下回っているというあたりを押さえて置けば良いと思われる。